サステナビリティ
NGPアップサイクルプロジェクト
廃車になった自動車のエアバッグ・シートベルトは、リユース部品や鉄、非鉄などの資源として再利用されるものとは違い、ほとんどがASR(シュレッダーダスト)として処分されてきました。エアバッグに関しては、事故の衝撃を緩和するために装着されているもののため、事故を起こさなければ利用されることはなく、ほとんどが「新品の状態で処分」されているのが実情です。
エアバッグ・シートベルトは人命を守るために自動車に装着されていることから、非常に強い生地であるという特徴を活かして、アウトドア用品に使用できるのではないかと考え、「WILD-1(ワイルドワン)」を運営する㈱カンセキ様との共同制作が実現しました。
商品開発は、多くのキャンパーからの支持を集める「WILD-1」のオリジナルブランド「tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)」で、エアバッグとシートベルトが非常に強い素材であることを活かして、薪を運ぶ際の「薪バック」を製作することで合意。生地の加工やシートベルトの縫い合わせなど試行錯誤を重ねて完成いたしました。
エアバッグの洗浄・検品・異物除去
シートベルト洗浄・検品・裁断
本体の縫製
持ち手の縫製
本体に持ち手の取付・ネームの取付
エアバッグ・シートベルトは、様々な種類の車両から取り外していることから、生地の切りっぱなし感や、1枚ごとに大きさ、色見が違うなど、全てが一点物であり、よりアウトドアらしい雰囲気として製作しています。