香川県豊島 オリーブの木の植樹活動実施
2022年3月28日
NGP協同組合では、2022年3月28日、香川県豊島において、「オリーブの木」の植樹式を行いました。
NGPでは、SDGsへの取組みの1つとして豊島での環境保全・再生活動を2019年より行っており、活動開始当初より、「柚の浜」荒廃地の整備作業に取り組み、整備作業後の土地の有効活用としてオリーブの木を植樹しました。
オリーブは香川県の県木で、平和の象徴であるとともに、豊島事件※1の公害調停成立の際の記念樹でもあることから、オリーブの木を植樹して育て、平和の輪を広げ、次の世代へ美しい豊島、地球を残すという決意として行いました。
植樹式では、瀬戸内オリーブ基金※2の協力を得て、当初から活動に関わってきた、総務広報委員会、SDGs委員会、NGP本部職員の合計17名がオリーブの苗木16本を植樹しました。
参加者からは、
「NGPの豊島での活動の象徴となるように豊かに育って欲しい」
といった声が聞かれました。
NGPにとって、活動当初から整備作業に取り組んできた荒廃地が新しいスタートを切る感慨深い瞬間となりました。
また、今回の植樹の事前準備として、整地作業と、植樹場所に掘った穴にチップ堆肥・木炭を入れて撹拌し、水鉢状に整える土壌改良作業を瀬戸内オリーブ基金の協力を得て2月28日・3月1日に実施しました。
作業前
作業後
詳しくはこちら(https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima-project.php)
今後は、オリーブ基金の協力を得ながら大切に栽培する予定です。 NGPでは、今後もオリーブ基金と協力して、「豊島事件」※2の悲劇を二度と繰り返さないために環境保全・再生活動に取り組んでまいります。
1970年代後半から1990年にかけて、約90万トンの産業廃棄物が香川県豊島に不法投棄された、国内では戦後最大級といわれる不法投棄事件。不法投棄された産業廃棄物の中で、使用済自動車から発生するシュレッダーダストが最も多く、自動車リサイクル法制定のきっかけの1つとなった。
※2「瀬戸内オリーブ基金」
自動車リサイクル制定の契機ともなった不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動に取り組むNPO法人(http://www.olive-foundation.org/)