【ESD/SDGs】私立ベラウ・モデクゲイ高校(Belau Modekungei School/パラオ)でNGPバーチャル工場見学会を実施
2021年10月21日
NGP協同組合は、10月20日に私立ベラウ・モデクゲイ高校(Belau Modekungei School/パラオ)の生徒14名に対して、バーチャル工場見学会(※1)を実施いたしました。
これは、公益財団法人国際環境技術移転センター(ICETT)のJST国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)の一環で実施されたものです。
同プログラムは、本来はパラオの高校生が来日して行われる予定で、自動車リサイクルに関する研修はNGP組合員の株式会社マーク・コーポレーション(三重県鈴鹿市、向井弘光社長)が受け入れる予定でしたが、コロナ禍のためオンラインでの実施となり、NGPのバーチャル工場見学会を活用してオンライン研修を実施することになりました。
NGPにとって、海外に向けてバーチャル工場見学会を実施するのは初めてとなりましたが、WEB会議システムで日本とパラオをつなぎ、通訳を交えながら、自動車リサイクルの一連の流れを実際の工場見学さながらの動画で楽しく伝えることができました。
また、これまで廃棄物となっていた自動車の取扱説明書をアップサイクルして「環境教育ノート」を製作する「NGPアップサイクルプロジェクト」(※2)の動画を通じて、廃棄物抑制の大切さを伝えることができました。
初めて見る日本の自動車リサイクルに、参加した生徒たちは興味津々の様子で、工場見学動画のクイズでも盛り上がりました。
参加した生徒からは、
「自動車をリサイクルするのにお金はかかるのか?」
「1日に何台ぐらいの車がリサイクルされるのか?」
などの質問があり、
「パラオでは自動車はリサイクルされておらず、廃自動車がゴミ捨て場に置かれているので、日本の自動車リサイクルはとても興味深かった」
との感想も寄せられ、子どもたちの関心の高さがうかがえました。
SDGsに積極的に取り組むNGPにとって、開発途上国の子どもたちへの教育支援に直接携わることができたと同時に、日本の自動車リサイクル技術を海外に発信することができ、とても意義深く、素晴らしい機会となりました。
引き続き自動車リサイクル事業を通じて、これからの時代を担う子どもたちへの教育支援活動に取り組んでまいります。
日本とパラオを、WEB会議システムを利用して接続
動画内の「クイズ」で盛り上がる生徒たち
翻訳された資料を使いながら自動車のリサイクル工程をおさらい
翻訳された資料を使いながらリサイクルの大切さを説明
(https://www.ngp.gr.jp/factory/)
※2「NGPアップサイクルプロジェクト」についてはコチラ
(https://www.ngp.gr.jp/upcycle/)