「第4回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました
2021年4月24日
NGP協同組合では、2021年4月23・24日の2日間、香川県豊島にて環境保全・再生活動を行いました。
第4回目の環境保全・再生活動となる今回は、2月に植樹したオリーブの木と設置した石碑、資料館外壁補修の見学を行った後、植樹したオリーブの木を乾燥から守り、土壌を改良するための堆肥を撒く作業と、「柚の浜」の復元活動として、荒廃地の整備を行いました。また、海岸漂着ゴミ回収については、コロナ禍により活動を自粛している団体も多く、広い範囲でゴミが漂着していたため、活動の幅を広げ今までとは違う「柚の浜」の海岸清掃も行いました。
(赤枠内=活動場所)
今回は初めてこの活動に参加するメンバーも多く、廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さんから豊島事件の歴史と不法投棄現場の浄化作業の状況説明を行って頂きました。
初参加のメンバーには活動の重要性について事前に学んでいたため、自動車リサイクルに関わるものとして、豊島におけるボランティア活動重要性を改めて感じることできた素晴らしい機会となりました。
初参加のメンバーからは、「豊島事件を最前線で闘っていた安岐さんから話を聞けて、当時の壮絶な歴史を理解することができた。今後も継続して活動することの意義や、身の回りでも持続可能な社会にするために行動をしていかなければならないと再認識することができた。」との声も聞かれた。
詳しくはこちら(https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima-project.php)
NGPでは、今後もオリーブ基金と協力して、「豊島事件」※2の悲劇を二度と繰り返さないために環境保全・再生活動に取り組んでまいります。
●コロナウイルス対策について
前回に引き続き、新型コロナウイルス感染防止の観点から、マスク着用はもちろんのこと、豊島への定期船は使用せず、チャーター船の利用など、可能な限り豊島住民と接触をしないよう配慮することに重きを置き、ボランティア活動を実施しました。
※1「瀬戸内オリーブ基金」
自動車リサイクル制定の契機ともなった不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動に取り組むNPO法人(http://www.olive-foundation.org/)
※2「豊島事件」
1970年代後半から1990年にかけて、約90万トンの産業廃棄物が香川県豊島に不法投棄された、国内では戦後最大級といわれる不法投棄事件。不法投棄された産業廃棄物の中で、使用済自動車から発生するシュレッダーダストが最も多く、自動車リサイクル法制定のきっかけの1つとなった。