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NGP協同組合が富山県立大学と産学連携によるEVのLCA調査を実施

2023年9月12日

2023年9月11日、12日に、富山県立大学工学部機械システム工学科(富山県射水市)の依頼による電気自動車(以下EV)のLCA(ライフサイクルアセスメント)調査を実施しました。

大学という中立な立場のもと、現在不足している環境負荷の情報の収集、ならびに環境負荷と完成車性能(航続距離・車重・衝突等)との関係を整理し、迫りくる電動車時代に必要なデータを自動車業界に提示・提供するという目的のもと、TAKEUCHI育英奨学会、富山県立大学重点領域研究の支援を受けて実施している研究であり、2013年よりNGPは、富山県立大学、および明治大学と「自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」(※1)を行っている関係から相談を受けて今回の調査が実現しました。

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LCA調査では、製品のライフサイクル全体の環境負荷を定量的に評価するため、使われている素材とそれぞれの重量のデータがベースとなるので、2日間かけて教員2名、学生3名で車両を分解し素材ごとの重量を計測しました。

また、NGP組合員の株式会社マルトシ青木(静岡県藤枝市)の協力を得て、重量物や取り外しに技術を要すところに関しては、同社の社員によって取り外し、安全に配慮し作業を行いました。

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調査した結果については、後日富山県立大学がライフサイクルアセスメントを行い、EV1台を製造する際に発生する温室効果ガス等の詳細な環境影響を評価し、設計の観点と利用の観点から電気自動車の適切な活用方法やリサイクルに関する研究を行います。また、電気自動車の動的性能や商品性とリサイクル性の関係を調べ、動的性能や商品性を高めつつ、リサイクル性の高い電気自動車の車体・シャーシ構造の検討を行います。

NGPは引き続き、自動車リサイクル事業を通してカーボンニュートラルや、サーキュラーエコノミーの実現に向けて貢献してまいります。

※「自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」についてはコチラ

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