今回は、初参加のメンバーが2名で、「豊島事件」※2と活動の意義について正しく理解してもらうため、見学会を実施しました。
不法投棄を起こした業者の元事務所を活用した「豊島こころの資料館」では、廃棄物対策豊島住民会議の安岐事務局長より「豊島事件」の歴史や悲惨な状況、住民たちの壮絶な闘争の歴史、熱い思いを聞き、当時の写真や産廃(シュレッダーダスト)の剥ぎ取りを実際に見て、「豊島事件」と不法投棄現場の現況について学びました。
【豊島のこころ資料館】豊島事件の闘いの歴史について学ぶ様子
豊島事件と豊島での活動についてはNGP内に浸透しており、知識としては知っていたものの、実際に現場で生の情報に触れることで、豊島事件の重大さと一度壊された環境の再生がどれだけ大変かを肌で感じ、この活動の重要性を認識していました。
今回は、初参加のメンバーが7名で、「豊島事件」と活動の意義について正しく理解してもらうため、見学会を実施しました。
不法投棄を起こした業者の元事務所を活用した「豊島こころの資料館」では、廃棄物対策豊島住民会議の安岐事務局長より「豊島事件」の歴史や、当時の悲惨な状況、住民が一丸となって戦ったことなどを、当時の写真や産廃(シュレッダーダスト)の剥ぎ取りを実際に見て、聞き「豊島事件」の歴史と不法投棄現場の現況について学びました。
その後、不法投棄現場を見学しました。当時の廃棄量の多さを想像させられるだけでなく、豊島の美しい自然は奪われたままであることを実感しました。
【豊島のこころ資料館】豊島事件の闘いの歴史について学ぶ様子
【不法投棄現場】実際に現場を見学しながら現況について学ぶ様子
今回は、初参加のメンバーも11名と過去2番目に多く、「豊島事件」※2と活動の意義について正しく理解してもらうため、座学を実施しました。
NGP事務局よりNGPのこれまでの活動と意義、今後の活動に対する決意について、想いを再共有した後、実際に不法投棄現場と「豊島のこころ資料館」の見学を行い、廃棄物対策豊島住民会議の石井さんより「豊島事件」の歴史と不法投棄現場の現況について分かりやすい説明と写真を交えながら学びました。その後、実際に不法投棄現場と「豊島のこころ資料館」の見学を行いました。
安岐事務局長より当時の住民たちの壮絶な闘争の歴史、熱い思いを聞き、参加者たちは真剣に聞き入っていました。
座学で活動の意義について学ぶ様子
【豊島のこころ資料館】豊島事件の闘いの歴史について学ぶ様子
【豊島のこころ資料館】豊島事件の闘いの歴史について学ぶ様子
【豊島のこころ資料館】産廃(シュレッダーダスト)の剥ぎ取り壁面の前で説明を受ける様子
【不法投棄現場】実際に現場を見学しながら現況について学ぶ様子
【不法投棄現場】実際に現場を見学しながら現況について学ぶ様子
豊島では、2023年3月31日に「特定産業廃棄物に起因する支障の除去等に関する特別措置法(産廃特措法/不法投棄事件に関する国の財政支援措置を規定した法律)」の期限を迎えました。
汚染された地下水の水質が、浄化作業により2021年度にようやく「排出基準(※1)」に到達しましたが、不法投棄が始まってから約40年、産廃の処理開始から約20年の歳月が経過しています。地下水の「環境基準(※2)」への到達にはさらに10年以上かかると推計されています。
不法投棄された産業廃棄物が残っている状態(1991年)
産業廃棄物は撤去されたが、水質汚染が著しい状態(2017年)
現在
この大きな節目となるタイミングで、豊島を元の豊かな島に戻すという強い決意を込めて、NGPは第13回目となる今回の活動を行いました。
豊島事件は本当の意味ではまだ終わっておらず、NGPは今後も本当の意味で豊島が再生するまで、活動を継続していきます。
今回の豊島での産廃現場見学は、3年ぶり組合員が実際に集まって開催された総会の翌日に実施され、19名が参加しました。
総会は、香川県豊島の近く、ホテルグランヴィア岡山(岡山県岡山市)で開催をしました。2023年3月31日に不法投棄事件の、国の財政支援を受けられる「特定産業廃棄物に起因する支障の除去等に関する特別措置法(産廃特措法)」が期限を迎えます。
豊島が本来の自然環境を取り戻すにはまだ長い時間が必要ですが、産廃特措法の終了によって、「豊島事件」は一つの節目を迎えようとしています。
豊島での環境再生・保全活動を継続してきたNGPは、この節目に改めて豊島事件を振り返り、SDGsに向けて取り組む意義を再認識したいと考え、豊島に近い岡山県で総会を開催することを決定し、翌日に、組合員有志が豊島に向かい、産廃不法投棄現場や資料館を視察することで、今後の活動に向けた決意を新たにしました。
「豊島こころの資料館」では、廃棄物対策豊島住民会議の安岐事務局長より、当時の写真や産廃(シュレッダーダスト)の剥ぎ取りを実際に見ながら、「豊島事件」について説明を受けました。不法投棄現場では、今は何もない更地だが、ゴミが1番高いところで40メートルの高さまで積み上げられていたことや、汚染された地下水の浄化に時間を要すことなど、時間はかかっているが、着実に前進していることなどが語られました。
NGPの活動現場では、SDGs委員会の伊地知委員長から、NGPの活動として、荒廃地整備や、オリーブの植樹、岡山大学との産学連携などの説明がされ、NGPが設置した石碑の前では「豊島の環境再生活動が何年かかるか分からない中で、最後までやりきる決意をこめて建てられた」とNGPの想いを再共有しました。参加者からは「実際に現場に来て、初めて分かることがたくさんある」「継続して活動を続けていく必要がある」「自社に帰ってから社員に今回のことを話したい」「豊島の環境再生活動に今後積極的に参加したい」など、豊島に対して、NGPの活動に対して積極的な感想が数多く出ました。
NGPでは、今後も「豊島事件」の悲劇を二度と繰り返さないために環境保全・再生活動に取組んで参ります。
豊島の港にて挨拶を交わす様子
【豊島のこころ資料館】資料館前で説明を受ける様子
【豊島のこころ資料館】豊島事件の歴史を当時の資料と共に学ぶ様子
【豊島のこころ資料館】当時の産廃(シュレッダーダスト)の前で説明を受ける様子
【不法投棄現場】当時・現在の状況、今後の展望について現場で説明を受ける様子
【NGP活動現場】伊地知委員長が岡山大学との産学連携について説明をする様子
【NGP活動現場】荒廃地にオリーブを植樹した場所で活動意義について説明をする様子
【NGP活動現場】NGPの石碑の前で活動に対する想いを再共有
今回は、初参加者の5名に対して、「豊島事件」と活動の意義について正しく理解してもらうため、座学を実施しました。
座学では、廃棄物対策豊島住民会議の安岐事務局長より「豊島事件」の歴史と不法投棄現場の現況について写真を交えながら学ぶとともに、NGP事務局よりNGPのこれまでの活動と意義、今後の活動に対する決意について、想いを再共有しました。
その後、実際に不法投棄現場と「豊島のこころ資料館」の見学を行いました。
安岐事務局長より当時の住民たちの壮絶な闘争の歴史、熱い思いを聞き、参加者たちは真剣に聞き入っていました。
【豊島のこころ資料館】豊島事件の闘いの歴史について学ぶ様子
【豊島のこころ資料館】産廃(シュレッダーダスト)の剥ぎ取り壁面の前で説明を受ける様子
【豊島のこころ資料館】汚染された地下水について当時の写真を見ながら説明を受ける様子
今回の環境保全・再生活動は、組織として初めて組合員会社の従業員にまで活動募集を行いました。SDGsのへ取り組みを波及し、持続可能な社会の実現に向けて、組合内に活動の輪を広げることを目的としています。これまで、定期的に活動報告を行い、組織としての取り組みの意義、目的を伝えていたため、今回は過去最多の総勢11社23名が参加しました。
初参加のメンバーも12名と過去最多となり、豊島事件の過去の経緯とNGPの活動の意義について正しく理解してもらうために座学を実施しました。
廃棄物対策豊島住民会議 安岐事務局長より豊島事件の歴史と不法投棄現場の現況について写真を交えながら学ぶとともに、NGP事務局の鈴木専務理事よりNGPのこれまでの活動と意義、今後の活動に対する決意について、想いを再共有しました。
その後、実際に不法投棄現場と「豊島のこころ資料館」の見学を行いました。
座学で豊島事件について学ぶ様子
【豊島のこころ資料館】豊島事件の闘いの歴史について学ぶ様子
【豊島のこころ資料館】産廃(シュレッダーダスト)の剥ぎ取り壁面の前で説明を受ける様子
参加者からは、
「豊島事件のこと、悲惨な汚染状態だったこと、長い年月がたってもまだ終わらない現状を肌で感じ、豊島でのNGPの活動意義がすごく理解できた」
「今後も活動を継続しながら最後まで見届けたい」
といった声が聞かれました。
実際に現場で生の情報に触れることで、豊島事件の重大さと一度壊された環境の再生がどれだけ大変かを肌で感じ、この活動の重要性を認識していました。
NGP協同組合の九州支部は、支部のSDGs活動の一環として、合計15名(15社)が香川県豊島を訪問しました。
廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三氏より、座学にて豊島事件の歴史と不法投棄現場の現況について写真を交え学ぶと共に、NGP事務局より「NGPがなぜ豊島で活動をしているのか」、今までの活動と意義、今後の豊島環境保全・再生活動に対しての決意について想いを再共有しました。
その後は実際に不法投棄現場と「豊島こころの資料館」の見学を行い、安岐氏より当時の住民たちの壮絶な闘争の歴史、熱い思いを聞き、参加者たちは一様に聞き入っていました。
九州支部支部長の猪口秀毅氏は「長い年月がたってもまだ終わらない現状に驚きを隠せません。豊島でのNGPの活動の意義を知ることができ、今後支部でも持続可能な社会の実現に向けて活動を活性化させていきたい」と、2030年までのSDGsの達成向けて決意を語りました。
不法投棄現場において、汚染された地下水の流出を防ぐために約20年前に設置された遮水壁が去る3月1日に撤去されたため、現況の見学を行いました。
遮水壁は、地下水の浄化作業により、2021年度に水質が「排出基準(※1)」に到達したことから撤去されたもので、今後は自然の浄化力による「環境基準(※2)」への到達を目指すことになります。
廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さんは、この状況に至るまでの時間の長さと苦労を語った上で、「遮水壁は撤去されたが土堰堤は残すことになった。環境基準を満たし住民に引き渡されるまでには時間がかかる(自然浄化のため)。その間にNPO法人を設立し、環境基準に到達できたら我々の力で自然海岸に戻したい。ただ単に自然海岸に戻すだけではなく、『事件を二度と起さない、起させない!』 環境教育の場として、皆が学べる場所にしたいと考えている」と今後への思いを語りました。
※1「排水基準」:工場排水を川や海に流してもよいとされる基準
※2「環境基準」:人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで維持することが望ましいとされる基準
初めて参加する方には、「不法投棄現場」や「豊島のこころ資料館」の見学を行い、廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さんから豊島事件の歴史と不法投棄現場の浄化作業の状況説明を行って頂きました。
事前に豊島事件や豊島での活動意義を学んで参加していますが、発生から40年以上もたっているにもかかわらず、道半ばであることを、実際に直接聞き目で見ることで何かを感じてもらい、自動車リサイクルに関わるものとして、豊島におけるボランティア活動重要性を改めて感じることできた素晴らしい機会となりました。
見学後、参加者からは
「不法投棄は一瞬だが、汚染された豊島を元に戻すには長い時間と労力がかかることと、これからも続くことを改めて知った」
「不要なものはすぐ捨てていたが、できるだけリサイクルするなど、小さなことから出来ることを意識していきたい」といった感想を聞くことができました。
今回も、初参加者が数名おり、豊島での活動の意義を知ることを目的に「不法投棄現場」や「豊島のこころ資料館」の見学を行いました。
当時の歴史、現状を知ることでNGPの活動、自動車リサイクルの大切さを知る機会となりました。
(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、検温、マスクの着用、手指の消毒など感染予防対策を徹底した上で参加しました)
今回は、参加者の3分の1が初参加であり、豊島での活動の意義を知ることを目的に「不法投棄現場」や「豊島のこころ資料館」の見学を行っていただきました。
参加者たちは、不法投棄による汚染の深刻さを目の当たりにし、NGPが携わっている自動車のリサイクル・適正処理の大切さを痛感しました。
(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、検温、マスクの着用、手指の消毒など感染予防対策を徹底した上で参加しました)
佐藤理事長の他、正副理事長会メンバーが「豊島のこころ資料館」、「不法投棄現場」の見学を行い、廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さんから豊島事件の歴史と不法投棄現場の浄化作業の状況説明を行って頂きました。
豊島の環境保全・再生活動に初めて参加する方には、豊島での活動の意義を知ることを目的に「不法投棄現場」や「資料館」の見学を行っていただいています。
不法投棄現場は2019年に産廃は撤去されましたが、土壌は汚染されており地下水の浄化作業が今なお続いています。
香川県は2023年3月末を処理完了に向け進めていますが「浄化作業には予想以上に多くの時間を要すのではないか」と廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さんは語りました。
また、資料館では当時の悲惨な状況や、実際の廃棄物を展示した「ごみの壁」を目の前に参加者からは 「過去の教訓から未来のために今できることをしなければいけない」 と、活動をするにあたっての想いを新たにしました。
(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、検温、マスクの着用、手指の消毒など感染予防対策を徹底した上で参加しました)
当時の建物をそのまま利用した資料館や不法投棄現場を見学しました。